テーマ
本動画は、フロリダ州パームビーチのマール・ア・ラーゴで行われた、ドナルド・トランプ米大統領とヴォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領による首脳会談後の共同記者会見です。ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた和平交渉の進捗状況を、メディアおよび国際社会に向けて報告しています。
ポイント
- 和平交渉の大幅な進展: トランプ大統領は、プーチン大統領との長時間にわたる電話会談やゼレンスキー大統領との協議を経て、戦争終結に向けた合意に「非常に近づいている」と表明しました。
- 欧州諸国との連携: 米国とウクライナだけでなく、英・仏・独・伊などの欧州主要国やNATO、EUのリーダーたちとも連携し、共同で和平プロセスを進めています。
- 具体的な合意形成の状況: ゼレンスキー大統領は、20項目の和平プランの90%、米ウクライナ間の安全の保証については100%合意に達していると述べ、残る課題(領土問題など)の解決を目指しています。
- 作業部会の設置と今後の予定: 米側のスティーブ・ウィトコフ氏やキース・ケロッグ将軍らを中心とする作業部会が設置され、数週間以内に詳細を詰め、1月にワシントンで再会合を行う予定です。
引用
- トランプ大統領「我々は非常にうまくいっています。ほぼすべてのテーマについて議論しました。プーチン大統領とも2時間以上にわたり詳細を話し合いました。我々は(合意に)大きく近づいていると思います。おそらく、非常に近いです」
- ゼレンスキー大統領「20項目の和平プランの90%について合意しました。米国とウクライナの安全の保証については100%合意しています。……安全の保証こそが、恒久的な平和を達成するための重要なマイルストーンであると合意しました」
- トランプ大統領「もし選挙が操作され盗まれていなければ(2020年の米大統領選)、この戦争は決して起きなかったでしょう。4年間、戦争は起きなかったのですから」
- トランプ大統領「(プーチン大統領は)戦争を終わらせたがっています。ロシアもウクライナも、そして我々も終わらせたいのです。あまりにも多くの命が失われています」
- ゼレンスキー大統領「もし和平案が我々の社会にとって非常に困難なものになるのであれば、当然ながら社会が選択し、投票しなければなりません。それは一人の人間の土地ではなく、我々の国民の土地だからです」
詳細要約
和平交渉の進捗と国際的な連携
- トランプ大統領の報告: トランプ氏は、会談に先立ちプーチン大統領と2時間以上の電話会談を行ったことを明かしました。また、マクロン仏大統領、スターマー英首相、ショルツ独首相(注:動画ではメルツ首相と言及されている箇所あり、次期首相候補の可能性も)、メローニ伊首相、ルッテNATO事務総長、フォン・デア・ライエン欧州委員長ら欧州の主要リーダーたちとも電話協議を行い、和平に向けた連携を確認しました。
- 交渉の到達点: 両首脳とも、和平交渉が最終段階に近いという認識を示しました。トランプ氏は「95%」という数字への明言は避けつつも、「非常に近い」と強調。ゼレンスキー氏は、安全保障や軍事的な側面ではほぼ合意に達しており、経済的な繁栄計画(Prosperity Plan)も最終調整中であると述べました。
解決すべき残された課題
- 領土問題とドンバス: 記者からの「ドンバスの地位」や「境界線」に関する質問に対し、トランプ氏は「非常に棘のある問題(thorny issues)」であり、まだ完全な解決には至っていないと認めつつも、解決に向かっていると述べました。ゼレンスキー氏は、これらは非常に難しい問題であり、ウクライナの法と国民の意思を尊重する必要があると回答しました。
- 国民投票の可能性: 和平案の内容次第では、ウクライナ国民による国民投票が必要になる可能性について、ゼレンスキー氏が言及しました。厳しい譲歩が必要な場合、大統領独断ではなく国民の判断を仰ぐ姿勢を示唆しています。
実行体制と今後のプロセス
- 作業部会(ワーキンググループ): 和平実現に向けた実務チームとして、米側からはスティーブ・ウィトコフ氏(特使)、ジャレッド・クシュナー氏、マルコ・ルビオ氏(次期国務長官候補)、ピート・ヘグセス氏(次期国防長官候補)、そしてキース・ケロッグ将軍(トランプ氏は"General Raisin Kane"という愛称で言及)らが担当します。ウクライナ側もウメロフ国防相やフナトフ将軍らが担当し、ロシア側とも連携して協議を進めます。
- ザポリージャ原発: 欧州最大級のザポリージャ原子力発電所の再稼働についても協議が行われています。トランプ氏は、プーチン大統領が同原発を攻撃していないことを評価し、早期の再稼働の可能性に言及しました。
- 次回の会合: 今後数週間のうちに実務者レベルでの詰めを行い、1月には欧州のリーダーたちを交えてワシントンで会合を開くことで合意しました。
まとめ
トランプ大統領とゼレンスキー大統領は、ロシア・ウクライナ戦争の終結が目前に迫っていることを強く示唆しました。米国の主導で欧州諸国やロシアをも巻き込んだ包括的な交渉が進んでおり、安全の保証や軍事面では大筋合意に至っています。領土問題などの難題は残るものの、両首脳は早期解決への強い意欲と自信を見せています。