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本動画は、日本の横須賀基地に配備されている米海軍原子力空母「USSジョージ・ワシントン」の格納庫において、ドナルド・トランプ大統領が数千人の米兵および日本の自衛隊関係者に向けて行った演説を収録したものです。トランプ大統領は、米軍の再建、日米同盟の強固さ、そして「力による平和」という自身の外交・軍事ドクトリンについて語っています。また、日本の高市早苗首相(動画内の呼称)も登壇し、日米の連携強化を訴えています。形式としては、大統領による大規模な講義・演説スタイルであり、兵士たちとの対話や掛け合いも含まれています。
ポイント
- 「力による平和」の具現化:トランプ大統領は、圧倒的な軍事力こそが戦争を防ぎ、平和を維持する唯一の手段であると強調し、自身の在任中に米軍への記録的な投資を行った成果を誇示しました。
- 日米同盟の深化:日本の高市早苗首相がゲストとして登壇し、かつて安倍晋三元首相とトランプ大統領が同じ場所で誓った日米の結束を再確認し、インド太平洋地域の平和と安定のために日本の防衛力を抜本的に強化する決意を表明しました。
- 「ポリティカル・コレクトネス」の排除:軍隊において政治的な正しさ(ポリティカル・コレクトネス)を廃し、実戦的な勝利と強さを最優先する方針を明確に打ち出しました。
- 装備品へのこだわり(蒸気式カタパルトへの回帰):最新の電磁式カタパルト(EMALS)の信頼性やコストを批判し、信頼性の高い従来の蒸気式カタパルトに戻すべきだという持論を展開し、現場の兵士に同意を求めました。
- 国内政策と国境管理:米国内の経済的な成功(株価最高値更新など)や、国境警備の強化による治安回復の成果を強調しました。
引用
- ドナルド・トランプ大統領「我々はもはや『ポリティカル・コレクトネス(政治的な正しさ)』を気にする国ではない。米国を守るためなら、手段を選ばず、勝つことだけを考える」
- ドナルド・トランプ大統領「以前言われていた『勝者に報酬を(To the victor belong the spoils)』という言葉があるが、我々はただ勝利し、そして去るだけだ」
- 高市早苗首相「平和は言葉だけでは守れません。確固たる決意と行動によってこそ守られます」
- 高市早苗首相「トランプ大統領と共に、世界で最も偉大な同盟となった日米同盟を、さらなる高みへと引き上げてまいります」
- ドナルド・トランプ大統領「キャプテン、教えてくれ。カタパルトはどっちがいい? 電動(Electric)か、蒸気(Steam)か?」
- ドナルド・トランプ大統領「私は8ヶ月で8つの戦争を終わらせた。歴史上のどの大統領よりも多い数だ」
- ドナルド・トランプ大統領「我々の究極の強さは装備から来るのではない。それはランク・アンド・ファイル(一般兵士)の男女から来るのだ」
詳細要約
冒頭:愛国的な歓迎と米海軍への賛辞
動画は、リー・グリーンウッドの曲『God Bless the U.S.A.』が流れる中、トランプ大統領がUSSジョージ・ワシントンの特設ステージに登場するシーンから始まります。大勢の兵士たちが歓声を上げ、スマートフォンで撮影する中、大統領は米海軍の兵士たちを「世界最高の水兵」「愛国者」「チャンピオン」と呼び、最大限の賛辞を送りました。 大統領は、USSジョージ・ワシントンを「アメリカの力と威信の象徴」と表現し、この船が10万トンの排水量を誇る伝説的な空母であることに触れ、「彼ら(現在の製造者)はもう昔のような船を作れていない」と冗談交じりに述べつつ、その威容を称えました。
「力による平和」と軍の方針転換
トランプ大統領は、自身の政権下での軍の方針について明確に語りました。
- ポリティカル・コレクトネスの撤廃:過去の政権とは異なり、国を守るために政治的な配慮はしないと断言。「戦争になれば勝つ」というシンプルな原則に立ち返り、必要であれば敵国を徹底的に叩くが、理想は「強さを背景に、戦わずに済ませること(Peace Through Strength)」であると述べました。
- ピート・ヘグセス氏の紹介:元FOXニュースの司会者であり退役軍人のピート・ヘグセス氏を「国防長官」ではなく、あえて「戦争長官(Secretary of War)」として紹介。彼が莫大な給与を捨ててこの職に就いたのは、軍を愛しているからだと称えました。
日米同盟の絆と高市首相の演説
大統領は、日本のパートナーシップを称賛し、日本の高市早苗首相をステージに招き入れました。トランプ大統領は彼女を「日本の歴史上初の女性首相」として紹介し、日米の株価が史上最高値を更新していることに触れ、両国の経済的成功と良好な関係を強調しました。
高市首相は流暢な日本語(通訳なしの場面もあり)で演説を行いました。
- 歴史的な節目:米海軍創設250周年(※動画内の発言に基づく)を祝い、6年前に同じ場所で安倍晋三元首相とトランプ大統領が並び立ったことに言及しました。
- 厳しい安全保障環境:現在の世界情勢において「言葉だけでは平和は守れない」とし、日米が協力して「自由で開かれたインド太平洋」を実現する決意を表明しました。
- 防衛力の抜本的強化:日本自身の防衛力を強化し、地域の平和と安定により積極的に貢献することを誓いました。
軍事装備と技術への持論(蒸気 vs 電動)
トランプ大統領は演説の中で、空母の航空機射出装置(カタパルト)の技術について独自の持論を展開しました。
- 電磁式カタパルト(EMALS)への批判:最新鋭空母(ジェラルド・R・フォード級など)に採用されている電磁式カタパルトについて、コストが高すぎること、故障時に高度な専門家(MITの科学者など)が必要になることを理由に批判しました。
- 蒸気式への支持:従来の蒸気式カタパルトは「ハンマーとブローカバートーチがあれば直せる」ほど信頼性が高いと主張。会場の兵士たちに「電動か? 蒸気か?」と問いかけ、歓声で蒸気が選ばれたことを受けて、「大統領令を出して蒸気に戻す」と(半ばジョークとして、しかし真剣な面持ちで)宣言しました。
- ミサイルの早期引き渡し:日本のF-35戦闘機向けミサイルの第一陣の引き渡しを承認し、予定より早く到着することを報告しました。
世界情勢と国内の安全
大統領は、自身の外交手腕と国内政策の成果を列挙しました。
- 戦争の終結:就任後8ヶ月で8つの戦争を終わらせたと主張。コソボ、コンゴ、パキスタンとインドの緊張などを例に挙げ、貿易関税や外交圧力を駆使して紛争を未然に防いだり、終結させたりしたと述べました。
- 国境管理と治安:国境管理を厳格化し、不法移民の流入を阻止したことで、米国内の犯罪率が劇的に低下したと主張。「安全な都市」を取り戻すために州兵や軍を活用することも辞さない姿勢を示しました。
現場兵士への称賛と英雄の紹介
演説の後半では、現場の兵士たちの具体的な功績を称えました。
- 英雄ジェームズ・マッコール:海軍航空搭乗員ジェームズ・マッコール3等兵曹のエピソードを紹介。彼は行方不明になった3名のダイバーを捜索・救助する任務において、日没が迫る荒れた海という絶望的な状況下で、卓越したスキルを発揮して全員を救助しました。大統領は彼をステージに上げ、直接握手を交わして称えました。
- 各部隊への言及:第7艦隊、空母打撃群、第15駆逐隊(Desron 15)、そして艦内の各部門(航空団、甲板要員、補給部隊など)の名前を挙げ、彼らの日々の献身に感謝を述べました。特に「1日14,000食を提供する給養員」の働きを称賛しました。
まとめ
トランプ大統領の演説は、米軍兵士の士気を高め、日米同盟の強固さを内外に示すことを主眼としていました。彼は、高度な技術や予算も重要だが、最終的に国を守るのは兵士一人ひとりの「勇気」「魂」「愛国心」であると結びました。動画全体を通して、トランプ大統領特有の「アメリカ第一主義」に基づきつつも、日本を極めて重要なパートナーとして厚遇し、共に地域の脅威に対抗していく姿勢が鮮明に打ち出されています。また、高市首相の登壇により、故・安倍元首相の遺志を継ぐ形での日米連携の継続性が強調されました。